タイトル3

 
 『外国人児童・生徒のためのサバイバルカード』は、日本語を解さない来日したばかりの外国人児童・生徒が学校内で最低限の意思表示ができるように、現場 の先生の声をもとに「赤い羽根協同募金」の支援を受けて作製しました。

 来日したばかりの子どもにとって、まず一番不安なのは意志疎通の極めて難しい始めの数日間でしょう。まったく理解できない 「日本語」の世界で、学校生活を送らなければなりません。

 このカードによって、ほんの少しでも子どもたちの不安が軽減されれば幸いです。

 企画・製作:札幌子ども日本語クラブ (製作担当:渡辺真弓)
 翻訳:ギリ・アニッシュ、金昌吉、徳永ロベルト&阿部仁美、
     山下好孝&山下ネルザ・マリア、渡辺真弓
 イラスト:瀬賀泉
 製作年月:2007年3月

 (注1)WEB版サバイバルカードは著作権フリーです。ご自由にお使い下さい。
 (注2)本来のサバイバルカードは表が日本語、裏がイラストと外国語の裏表カードですが、WEB版は簡単に作成できるよう構成を一部変更してあります。

タイトル4

 〈内容
 カードは10枚で、緊急性の高い以下のことばが書かれています。

 1  トイレに行きたいです。
 2 体の具合が悪いです。
 3 頭(おなか、手、足)が痛いです。
 4 喉がかわきました。水を飲みたいです。
 5 お母さん(お父さん)に電話したいです。
 6 何を言っているのか分かりません。(指示が理解できない時)
 7 食べられません。(給食で食べられないものが出てきた時)
 8 迷いました。(学校の中で自分がどこにいるのか分からなくなってしまった時)
 9 家にあります。(忘れ物をした時も)
10 持っていません。

 各カードには、1から10に対応するイラストと外国語(中国語、韓国語、ロシア語、英語、ボルトガル語、スペイン語)が書いてあ ります。

 〈使い方〉
1 本ページの下にある「サバイバルカード(PDFファイル)」をクリックし、画面を開いてから印刷して下さい。(カード2枚/ページ × 5ページ)
2 印刷したものから10枚のカードを切り取り、厚手の紙に貼り付けて下さい。
3 カードの左肩に穴を開け、10枚をカードリングで綴じて、バラバラにならないようにします。
4 日本語が分からない子どもにカードを持たせます。
5 子どもにカードを見せ、意思表示したいときにそのカードを先生や周りの子どもに見せるように身振り手振りなどで伝えます。 



サバイバル・カード(PDFファイル 315KB)


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